子どもに合う習い事は?「好き・苦手」を見つける体験の選び方
この記事でわかること
最初から得意な習い事を当てようとしなくて大丈夫。体験で「何をもう一度したいか」「どこが疲れたか」を一緒に確かめるところから始めましょう。上達の速さだけでなく、自分の好みや必要な助けを伝えられる教室かを見ます。
この記事の目次
体験は、違う楽しみ方のものを比べる
絵を描くことが好きでも、皆と同じ絵を仕上げる時間は苦手かもしれません。走るのが好きでも、大人数の競争より少人数の運動遊びを楽しむ場合もあります。種目の名前だけで向き不向きを決めず、実際の過ごし方を見ましょう。
- 造形教室:素材や作り方を選べるか。見本と違う作品も受け止めてもらえるか。
- 音楽教室:歌う、楽器に触る、体を動かすなど、どの場面を楽しんでいるか。
- 運動教室:競争、自由な遊び、先生と一対一の練習のどれに入りやすいか。
帰り道は「楽しかった?」だけで終えない
「粘土と絵の具、また触りたいのはどっち?」など、体験した場面を一つ思い出します。答えが出なければ、親が「長い説明のときは少し疲れたように見えたよ」と観察を伝え、違っていたら直してもらいます。
すぐ感想を言わない子には、その日のうちに結論を求めなくて構いません。家で同じ遊びを始める、次の日に話す、といった反応も判断材料です。
先生には、苦手な場面への対応を聞く
体験でできたことだけでなく、戸惑ったときに先生がどう助けたかを見ます。苦手を隠さずに通えることも、続けやすさの一つです。
- 「音が大きいと疲れる場合、離れて休めますか?」
- 「最初は見学して、途中から参加できますか?」
- 「自分から助けを頼みにくい子には、どう声をかけますか?」
親がさせたいものと違ったら
親がピアノを希望していても、本人は工作を選ぶことがあります。「音楽も経験してほしい」という親の希望は伝えつつ、まず本人が気になった活動を短期で試す方法もあります。どちらかの希望を即座に取り消す必要はありません。
月謝だけでなく、送迎、道具、家での練習に使う時間も確認します。家族が無理なく支えられる候補を先に絞れば、子どもの希望を聞いてから全部断る事態を減らせます。
通ってから、合わないところに気づいても大丈夫
通ってから「作るのは好きだけど、発表は苦手」と気づくこともあります。曜日やクラスを変える、発表の参加方法を相談する、休むなど、困っている部分から調整します。
家でも、今日は絵と積み木のどちらにするか選ぶ経験はつくれます。習い事は自分を知る機会の一つ。通っていないことを経験不足と考える必要はありません。
4・5・6歳ごろなら、こんな工夫も
年齢は目安です。その日の様子や、本人が使いやすい方法に合わせて選んでください。
4歳ごろ
一度に多くの候補を聞くより、体験した二つの場面を写真や実物で振り返ります。
5歳ごろ
楽しかった部分と困った部分を別々に聞き、両方あってよいと伝えます。
6歳ごろ
通う時間や練習の有無も説明して、試してから見直す日を一緒に決めます。
家で遊んでみるなら
参考にした資料
習い事の候補・見学ポイント・会話は編集部の提案です。資料ごとに参考にした内容を記し、特定の教室や種目の効果を実証した研究とは分けています。
資料の一覧と、参考にした内容
- 高濱正伸「日記を書こう ~卒業するキミへ~」
自分の好きや感じたことに目を向けるという著者の教育観を参考にしました。主に卒業生向けのコラムで、幼児の習い事を比較した研究ではありません。体験選びと質問は編集部案です。
