共感につながる習い事の選び方|演劇・合奏・動物とのふれあいで見ること
この記事でわかること
共感を考えるなら、集団に入れることだけでなく、相手の考えを聞き、自分の希望も伝えられる場面があるかを見ます。演劇、合奏、動物とのふれあいなどが候補ですが、相手の気持ちを正解として当てさせる教室になっていないかも確かめましょう。
この記事の目次
候補ごとに、相手を知る場面を探す
ここでの候補は、共感への効果を比較した順位ではありません。子どもが相手の反応を見たり、希望を聞いたりする機会を探すための例です。
- 演劇・ごっこ遊び:違う役を試し、『この人はどうしたい?』を複数の考えで話せるか。
- 合奏・歌:自分が音を出すだけでなく、相手の音を聴いたり交代したりするか。
- 動物とのふれあい:触ることを目標にせず、距離を取る・観察する参加もできるか。
「相手のために我慢」だけになっていないか
友達の希望を知ることと、自分の希望をいつも引っ込めることは違います。「友達はこの役、私はこっちがいい」と両方を伝えて相談できる進め方を見ます。
先生が『優しい子なら譲れるよね』と一方だけに譲らせ続けていないかも確認します。順番にする、役を増やす、今日は別々にするなど、解決方法は一つではありません。
人見知りなら、参加の入口を相談する
いきなり大勢の前で演じるのが負担なら、見る、先生と二人で試す、小さな役から入る方法があります。発言が少ないことだけで、他者への関心がないとは決められません。
- 「最初は見学して、途中から参加してもよいですか?」
- 「話す以外に、動きや道具で表現する役はありますか?」
- 「意見が違う子がいたとき、どのように話し合いますか?」
動物の気持ちは、想像と観察を分ける
『かわいいから抱っこしたい』と思っても、動物には距離が必要なことがあります。スタッフの指示を聞き、動きや様子を観察し、嫌がるときは離れるという対応を大人も示します。
動物が逃げた理由を『あなたが嫌いだから』と決めつけません。動物とふれあえば人への共感も必ず伸びるという前提ではなく、相手の都合を尊重する経験として考えます。
帰宅後に、気持ちの正解を求めない
『あの子は何を思っていた?』と試すより、「あの場面、あなたはどうしたかった?」から聞きます。相手の気持ちがわからなければ、『次に聞いてみよう』でよいのです。
家庭でも絵本の登場人物や家族の希望について、違う受け止め方があると話せます。教室へ通うことを、優しい子になるための条件にはしません。
4・5・6歳ごろなら、こんな工夫も
年齢は目安です。その日の様子や、本人が使いやすい方法に合わせて選んでください。
4歳ごろ
少人数での交代や、先生と一緒に相手を見る場面から試します。
5歳ごろ
相手の希望を聞く言葉を、大人が短く見せて一緒に使います。
6歳ごろ
自分と相手の考えを並べ、両方が参加できる方法を相談します。
家で遊んでみるなら
参考にした資料
習い事の候補・見学ポイント・会話は編集部の提案です。資料ごとに参考にした内容を記し、特定の教室や種目の効果を実証した研究とは分けています。
資料の一覧と、参考にした内容
- 文部科学省「幼稚園教育要領」(平成29年告示)
領域「人間関係」「環境」の、思いを伝え合うことや身近な動植物に関わる考え方を参照。演劇・音楽・動物教室の共感への効果比較ではありません。候補と見学ポイントは編集部案です。
