親の困りごとから読む

創造性を育む習い事は?絵画・工作・音楽で「自分で考える時間」を探す

この記事でわかること

創造性を考えるなら、作品の立派さより、子どもが素材や作り方を選び、途中で変えられるかを見ましょう。絵画・工作・音楽・身体表現などが候補です。自由に任せるだけでなく、困ったときに小さな手がかりをもらえることも大切です。

創造性を育む習い事は?絵画・工作・音楽で「自分で考える時間」を探す
この記事の目次

完成品より、作っている途中を見る

作品写真がきれいでも、大人が仕上げた部分が多ければ、本人が何を考えたかはわかりません。体験では、途中で材料を選んだり、失敗した形を別のものに見立てたりする余地を確かめます。

  • 絵画・造形:色や材料、題材の選択肢があり、見本と違う形も受け止められるか。
  • 工作・ロボット:組立手順の後に、動きや仕組みを変えて試す時間があるか。
  • 音楽・ダンス・演劇:まねて覚える時間に加え、音や動きを自分で作る場面があるか。

「自由にどうぞ」で困る子もいる

何でもよいと言われると、何から始めるかわからない場合があります。「紙と粘土、どちらを触ってみる?」と入口を絞ったり、先生が一例を見せたりすることは、自由を奪うこととは限りません。

見本をまねた後で一つ変える方法もあります。まねることを禁止せず、本人が試したくなった部分を広げられる教室かを見ます。

先生に聞きたい、作品への関わり方

『発想力を伸ばす』という言葉だけでなく、どこまで子どもに任せ、どこを手伝うのかを確認します。

  • 「見本と違うものを作り始めてもよいですか?」
  • 「作品を途中で壊したり、作り直したりできますか?」
  • 「道具がうまく扱えないとき、大人が代わりに仕上げますか、それとも部分的に助けますか?」

家での感想は、採点より興味を伝える

「上手だね」に加えて、「ここはどうやってつなげたの?」など、作った過程に関心を向けます。ただし、毎回作品の意味を説明させる必要はありません。名前がない形や、本人にも説明できない作品もあります。

友達の作品やSNSの写真と比べて完成度を求めると、親の見せたい作品が目標になりがちです。持ち帰ったものの見栄えより、本人が選んだ部分や試したことを聞いてみましょう。

家で続きをしたくなったら

高価な道具をそろえる前に、紙、箱、身近な材料で試せる続きを相談します。教室と同じ作品を再現させず、本人が変えたいところから始めます。

音楽や造形を習えば他の学習能力まで一律に伸びる、という前提で選ぶ必要はありません。その活動自体を楽しみ、自分の工夫を試せるかを確かめます。

4・5・6歳ごろなら、こんな工夫も

年齢は目安です。その日の様子や、本人が使いやすい方法に合わせて選んでください。

4歳ごろ

まず素材に触れることから。完成品を持ち帰ることを毎回の条件にしません。

5歳ごろ

まねて作ったものの色や形を一つ変えるなど、選びやすい工夫を試します。

6歳ごろ

作りたいものと使う材料を相談し、途中で予定を変えてよいことも伝えます。

家で遊んでみるなら

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参考にした資料

習い事の候補・見学ポイント・会話は編集部の提案です。資料ごとに参考にした内容を記し、特定の教室や種目の効果を実証した研究とは分けています。

資料の一覧と、参考にした内容
  1. Skene et al.(2022)Can guidance during play enhance children’s learning and development?

    子どもの主体性と柔軟な大人の支援という整理を参照。造形・音楽教室の創造性向上を直接実証した資料ではありません。選び方は編集部の提案です。

  2. Sala & Gobet(2020)Cognitive and academic benefits of music training with children

    音楽訓練の広い認知・学業への転移についてのメタ分析。習い事から他の能力への効果を安易に断定しないために参照しています。創造性の効果順位には使用していません。

関連研究の対象・結果・限界を読む

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